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ダクト清掃

ダクト清掃の費用相場|厨房5〜30万円・空調10〜100万円を規模・種別ごとに解説

ダクト清掃の費用は、厨房排気ダクトで5〜30万円、空調ダクトで10〜100万円が目安ですが、規模・延長・汚染度によって大きく変動します。本記事では、2026年時点の実勢価格を店舗規模別・ダクト種別に整理し、付帯費用の内訳、清掃頻度の判断基準、業者選びのポイントまでを解説します。

最終更新:2026年5月27日 執筆:寺尾聡(運営者・施設管理情報担当)

Q. ダクト清掃の費用はいくらですか?

A. 厨房ダクト1系統5〜30万円・空調ダクト10〜100万円が目安。飲食店の厨房ダクトは油脂量・ダクト延長・高所作業の有無で変動する。

※ロカサポ編集部による相場調査(2026年1〜4月)

この記事の結論(3行サマリ)

  • 費用相場:厨房排気ダクト5〜30万円/空調ダクト10〜100万円(ダクト延長・汚染度・工法により変動)
  • 法的根拠:消防法(防火管理義務)・建築物衛生法(特定建築物の空気環境基準)
  • 結論:厨房は年1〜2回・空調は2〜3年に1回を目安に清掃し、清掃証明書を保管する

厨房排気ダクト 規模別費用相場

厨房排気ダクト清掃の費用は、フードの数・ダクト延長・汚染度(グリス蓄積量)によって大きく変わります。

厨房ダクト 規模別費用相場(2026年5月時点・税込目安)
店舗規模 清掃費用目安 代表的な施設
小規模(10〜20坪) 50,000〜150,000円 小料理屋・ラーメン店・カフェ
中規模(30〜50坪) 150,000〜300,000円 居酒屋・ファミレス・焼肉店
大規模(100坪超・複数フード) 300,000〜800,000円 ホテル・病院・学校給食・工場食堂

上記はフード・グリスフィルター・ダクト本体・排気ファンをまとめて清掃する「セット価格」の目安です。清掃範囲が「フードのみ」の場合は金額が下がりますが、ダクト奥部の油脂が除去されないため火災リスクは残ります。

  • ダクト延長が長いほど(特に立ち上がり箇所が多い)費用は増加する
  • 高揚程ファン(屋上排気)は屋上作業費が別途加算される場合がある
  • グリス蓄積が激しい場合、高圧洗浄の時間が伸び追加料金になることも
  • 夜間・早朝・定休日作業は割増料金(1〜2割増)になるケースが多い

空調ダクト 規模別費用相場

空調ダクト清掃は厨房と異なり、粉塵・カビ・細菌汚染が主な対象です。ダクト延長・吹出口数・清掃工法により費用が変わります。

空調ダクト 規模別費用相場(2026年5月時点・税込目安)
建物規模 清掃費用目安 代表的な施設
小規模(延床200〜500㎡) 100,000〜300,000円 小規模オフィス・テナント
中規模(500〜2,000㎡) 300,000〜800,000円 中規模ビル・商業施設
大規模(2,000㎡超) 800,000〜2,000,000円以上 大型商業施設・ホテル・病院

空調ダクト清掃は「ロボット清掃」と「手作業清掃」の2工法があり、ダクト形状・汚染度に合わせて選定します。特定建築物(延床3,000㎡以上等)では建築物衛生法に基づく空気環境基準の維持が義務付けられており、空調設備の定期メンテナンスが管理項目に含まれます。

清掃工法の違いと費用差

ダクト清掃には主に3つの工法があります。工法の選択が費用に直接影響します。

ダクト清掃工法の比較(2026年5月時点)
工法 特徴 向いているダクト 費用感
高圧洗浄 高圧水でグリスを剥離・除去 油脂蓄積の激しい厨房ダクト 標準
ロボット清掃 ブラシ付きロボットをダクト内で走行させ汚れを掻き出す 長い直線ダクト・空調ダクト やや高め
手作業(内面清掃) 作業員が点検口から手作業でブラッシング・拭き取り 曲がりが多いダクト・狭小部 ケースによる

厨房の場合、油脂の蓄積が激しいケースでは高圧洗浄+手作業仕上げの組み合わせが使われます。ロボット清掃はダクトの直線部分が長い空調設備に向いていますが、点検口の位置や寸法によっては対応できない場合があります。

付帯費用の内訳

ダクト清掃の見積もりには、清掃作業費だけでなく以下の付帯費用が含まれる場合があります。「一式」見積もりは内訳を必ず確認してください。

ダクト清掃の主な付帯費用(参考相場)
付帯項目 費用目安 備考
廃液・グリス廃棄物処理 10,000〜50,000円 産業廃棄物として適正処分が必要
点検口設置・切り直し 15,000〜50,000円/箇所 清掃に必要な点検口がない場合
屋上・高所作業 30,000〜80,000円 屋上排気ファン清掃・高所作業車が必要な場合
清掃証明書(グリス濃度測定) 10,000〜30,000円 保険更新時・消防署提出用に必要なケースも
夜間・早朝・休日割増 基本料金の10〜20%増 営業時間外の施工に発生

特に廃液処理費は見積もりから抜けていると最終清算時に追加請求となるケースが多いので要注意です。また、点検口が少ないと清掃が届かない箇所が生じ、「追加で点検口を設置する」提案が出ることがあります。

清掃頻度の判断基準

ダクト清掃の適切な頻度は、ダクト種別と使用状況によって異なります。

ダクト種別の推奨清掃頻度
ダクト種別 推奨頻度 判断基準
厨房排気ダクト(高頻度使用) 年2回 揚げ物・炒め物が多い・長時間営業
厨房排気ダクト(中頻度使用) 年1回 一般的な飲食店
空調ダクト(一般) 2〜3年に1回 オフィス・テナント
空調ダクト(医療・食品) 年1〜2回 衛生基準が厳格な施設

目安の頻度に加え、ダクト内の汚染度を実際に確認してから清掃スケジュールを決めるのが正確な判断です。清掃業者に無料で汚染度チェックを依頼し、その結果をもとに頻度を設定する方法がおすすめです。

法令義務と消防点検との関係

ダクト清掃には直接的な「清掃義務頻度」を定めた法令はありませんが、以下の法令上の義務と密接な関係があります。

  • 消防法(防火管理義務):防火対象物の防火管理者は、火災予防上の維持管理義務を負います。油脂蓄積が原因のダクト火災が発生した場合、管理責任が問われます
  • 建築物衛生法:延床3,000㎡以上の特定建築物では、空気環境の維持が義務付けられ、空調設備の定期的な清掃・点検が管理基準に含まれます
  • 火災保険:グリス蓄積による火災は「管理義務違反」として免責となるケースがあります。清掃証明書の保管が保険上も重要です

法令義務の詳細はダクト清掃の法令義務ガイドで詳しく解説しています。

業者選びで確認すべき5つのポイント

① 清掃範囲の明示(フードだけでなくダクト全長)

「ダクト清掃」の名目で見積もりを取っても、フードと入口付近しか清掃しない業者がいます。清掃範囲をダクト延長(m)と点検口数で明示してもらってください。

② 廃液・廃棄物の処分証明

グリスを含む廃液は産業廃棄物として適正処分が必要です。マニフェスト(廃棄物管理票)の発行と写しの提供を契約条件にしてください。

③ 清掃証明書の発行

消防署の立入検査や火災保険更新時に清掃実施の証明が求められることがあります。清掃後に清掃証明書(清掃日・業者名・清掃範囲・写真添付)を発行してもらえるか確認してください。

④ 写真記録の提供

清掃前・清掃中・清掃後のダクト内部の写真記録を提供できる業者を選ぶことで、清掃品質を客観的に確認できます。

⑤ 定期契約の価格メリット

年1〜2回の継続清掃を前提に定期契約を結ぶと、単発依頼より1〜2割程度割安になるケースがあります。複数店舗を運営している場合はまとめて交渉するとさらに有利です。

よくある失敗パターン

失敗1:フードしか清掃されておらず、ダクト奥部は未清掃だった

原因:「ダクト清掃一式」として安い業者に依頼したが、実際はフード周辺のみの清掃だった。対策:清掃範囲をダクト延長(m)と点検口数で明示した書面を受領する。

失敗2:廃液を敷地内に無断廃棄されていた

原因:廃液処分費を別途請求されたくない業者が、排水口に直接流していた。対策:廃棄物処理の方法とマニフェスト発行を契約条件に明記する。

失敗3:火災発生時に保険が下りなかった

原因:清掃記録を保管しておらず、「管理義務を果たしていなかった」と判断された。対策:清掃証明書と写真記録を工事ごとに保管する。

失敗4:見積もり後に大幅な追加請求が発生した

原因:汚染度を事前確認せずに定額見積もりを出していた業者が、当日「予想以上に汚染がひどい」と追加請求した。対策:見積もり前に内視鏡・カメラ確認を依頼し、「汚染度に応じた追加料金の上限」を契約に明記する。

見積もり比較の進め方

ステップ1:清掃範囲の整理

厨房の場合はフード数・ダクト延長の概算、空調の場合は吹出口数・延床面積を事前に整理します。これを各業者に提示することで、同条件での比較が可能になります。

ステップ2:同条件で3社相見積もり

本サイトのダクト清掃 一括見積フォームから、清掃証明書・廃棄物処理に対応した業者に同時依頼できます。

ステップ3:清掃範囲・廃棄物処理・証明書の3点で比較

価格だけでなく、「どこまで清掃するか」「廃棄物をどう処分するか」「証明書を発行できるか」の3点をセットで比較することが重要です。

ステップ4:定期契約の交渉

今後の継続清掃を前提に、定期契約の単価を最初の見積もり段階で確認しておきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 厨房ダクト清掃の費用相場はいくらですか?

小規模飲食店(10〜20坪)で5〜15万円、中規模(30〜50坪)で15〜30万円、大型厨房で30〜80万円が目安です。ダクト延長・汚染度・作業時間帯によって変動します。

Q2. 空調ダクト清掃の費用相場はいくらですか?

小規模オフィス(延床200〜500㎡)で10〜30万円、中規模ビルで30〜80万円、大規模施設で80〜200万円以上が目安です。

Q3. ダクト清掃は何年に1回すればいいですか?

厨房排気ダクトは年1〜2回(油脂蓄積量による)、空調ダクトは2〜3年に1回が業界標準です。医療・食品施設では空調も年1〜2回が推奨されます。

Q4. 安い業者に頼んで大丈夫ですか?

清掃範囲・廃棄物処理方法・清掃証明書の発行可否を確認した上で選ぶ必要があります。「清掃範囲がフードのみ」「廃液を不法処分」などのリスクがあるため、価格だけで選ぶのは危険です。

Q5. 清掃証明書は必要ですか?

消防署の立入検査や火災保険更新時に求められることがあります。工事ごとに発行・保管することを強く推奨します。

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※ 本記事に掲載した費用相場は2026年5月時点のものです。費用は地域・業者・現場状況により変動することがあります。最終的な判断は複数の業者見積もりに基づいて行ってください。

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